航空会社の訓練施設でキャビンアテンダント訓練体験

エアライン・トレーニング・スタディ「マレーシア研修」

マレーシア航空の訓練施設MABアカデミー(マレーシア・ケラナジャヤ)にて、キャビンアテンダント(CA)が訓練で使用する施設を使い、訓練の厳しさや安全の重要性をはじめ、実際の訓練を体験するための研修プログラムです。実質6日間のプログラムを通して、参加学生達はそれまで漠然としたイメージだったCAの仕事がリアルな感覚として心と身体に刻まれていきます。

この研修の最大の特長は、マレーシア航空の現役の日本人CAがインストラクターとして全てのカリキュラムに関わり、研修生に寄り添い、CAの仕事の魅力や大変さを熱く心をこめて指導することです。またマレーシアは多民族国家でもあり、イスラム教をはじめとする宗教、生活習慣、食文化など、日本とは異なる文化に触れることで、視野を広げることもできます。

着水時救命ボートにお客様を引き上げる訓練の様子

1週目

第一印象をアップさせる英語、非常救難訓練

接客する立場として第一印象をアップさせる英語の授業を受講します。接客マナーや基本的な立ち居振る舞い、お客様への対応の仕方を学びます。また英語は「正しく話す」ことに主眼をおき、会話を弾ませる方法をトレーニングします。また非常救難訓練では緊急脱出訓練、火災時と急病人発生時の対応訓練といった臨場感あるトレーニングを行います。

救命胴衣を着用し演習用プールでの訓練前の説明の様子

訓練用プールを使った着水時の救難訓練

2週目

身だしなみ、食事サービス、機内アナウンス、航空機の基礎知識

プロによるメイクとヘアースタイルの指導を受け、参加者全員がマレーシア航空のCAユニフォームを着用して立ち居振る舞いのレッスンを受けます。またモックアップ(実物大の航空機模型)で食事サービスなどの機内サービスを体験し、アナウンスにも挑戦します。最後には修了証の授与をもって研修の締めくくりとなります。

ユニフォームを着用してモックアップでサービスの授業を受ける様子

急病人発生時の対応訓練の様子

研修体験報告

研修に参加した坂ほのかさんの研修体験を抜粋してご紹介します。

この研修を通して学んだことはたくさんあります。特に印象に残っているのは、研修7日目のセーフティの訓練です。普段は、客室乗務員のキラキラして華やかな部分しか目にしませんが、本当は厳しいこともたくさんあるのだと改めて感じました。私たちはその訓練のほんの一部しか体験していませんが、とても意味のあるものでした。緊急時に備えるためには120%のことを想定して取り組まなければいけないと感じました。大学の授業で、航空会社は安全第一と学んではいたものの、どこか他人事のような気がしていました。しかし、この研修で改めてセーフティの重要性を感じました。

機会があれば、この研修の素晴らしさをを誰かに伝えたいです。アカデミーでの研修はもちろん、1日5食のマカンタイムや他民族国家だと感じられるマレーシアの生活など、日本では絶対に学べないことが学べました。

研修に参加した19人の仲間達とは、10日間でとても仲が深まりました。今後もお互いに励ましあっていきたいです。

緊急脱出訓練の際、脱出用スライド前にてインストラクターから説明を受ける様子

ユニフォームを着用して全員で記念撮影