特任教授

石田 智代

Tomoyo ISHIDA

専門: エアライン・ホスピタリティ

1964年兵庫県豊岡市生まれ。国内大手航空会社に客室乗務員として入社。国際線を中心に乗務し、客室訓練部教官、国内線サービス企画なども経験。客室乗員部・室長、部長を経て、社内の産学連携業務に携わった後、現職に至る。神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科(修士課程)修了。修士(公衆衛生学)。

詳しい経歴

あきらめない。道は拓けます。

自分の可能性を限定せずに、将来を思い描いてほしいです。また、失敗や挫折を恐れずに、心の声に正直にチャレンジしてほしいです。私自身も多くの失敗や挫折を経験しましたが、そこから学ぶものこそが、自分を強くし、知らなかった世界に導いてくれ、人生を豊かにしてくれたと感じています。あきらめずに挑戦し続けることで、豊かな人生への道が拓かれていくと思います。

専門分野

専門分野は、航空産業のビジネスモデル、組織運営、ホスピタリティです。

変化し続ける航空業界において、競争に打ち勝つための戦略として、ヒューマンサービスの核となるホスピタリティを中心に研究を行っています。また、質の高いヒューマンサービスの提供は、従業員の心身の健康があってこそ実現します。

ホスピタリティと健康・ウエルネスについての関連を重視し、特に女性の健康に焦点を当てた研究も行っています。

学科で教えていること

エアラインの客室乗務員として国際線に乗務しました。その後、教育、サービス企画、現場の部門長など多岐にわたる経験があります。航空会社にとって最も大切な安全への取り組みをはじめ、航空産業、ホスピタリティ、チームビルディング、リーダーシップなどについて、実務経験を活かした授業を行っています。問いを立て、考える機会、発言をする機会を多く設けることにより、自ら考える力を引き出せるようにしています。

担当科目

エアライン概論、キャビンアテンダント・グランドスタッフ研究、サービスマネジメント研究、ホスピタリティ基礎演習・特別演習・産業論、エアライントレーニングスタディ など

ゼミのテーマ

グローバルな世界でエアラインの果たす役割は変化し続けています。エアラインへの興味をきっかけに、広い世界に目を向け、社会を見つめ問題意識を持つことで、見える景色は変化します。変化する社会の中で、自分らしく、そして他者と共生して、豊かな人生を切り拓くためにチャレンジする力を一緒に身につけていきましょう。

また、キャリアを積んでいく上でも、心身の健康は欠かせません。ホスピタリティ、ウエルネスをキーワードに、自身の健康、健康の社会課題についても考えていきましょう。

基礎ゼミテーマ

社会におけるホスピタリティの役割、ウエルネスの重要性を考え、視野を広げる

専門ゼミテーマ

社会におけるホスピタリティの役割、ウエルネスの重要性を考え、自分の将来のビジョン、社会で果たしたい役割を明確にする

主な学術論文

  • 『国内航空会社に勤務する女性客室乗務員のBMIとボディイメージ、食生活に関する調査』(単著、2022年、神奈川県立保健福祉大学)

おすすめの海外滞在地

最も好きな海外の都市は、ニューヨークです。乗務でも、プライベートでも何度も訪れましたが、その度に新しい発見があり、変化のスピードと力強さに圧倒されるとともに、感銘を受けます。多くの課題を抱えながらも、常に変化し続けるこの街のパワフルさが、行きかうニューヨーカーの表情、ファッションにも表れているようで、大好きな街です。滞在中は、美術館めぐり、食事、ショッピング、本場のジャズライブなどが楽しみです。