准教授

今泉 景子

Keiko IMAIZUMI

専門: エアライン・ホスピタリティ

1977年愛知県豊橋市生まれ。南山大学経営学部経営学科卒業。(株)ドリームスカイ名古屋(旧名古屋国際サービス株式会社)入社。JAL系グランドスタッフとして国際線旅客サービス業務、採用、教育、広報を担当。2014年名古屋外国語大学特任講師を経て、現職に至る。

詳しい経歴

学科で学ぶ国際教養がその後の成長を促します。

企業で採用、教育担当をしていた経験から、大学の4年間をどう過ごすかで、その後の成長が大きく変わることを実感しました。大切だと感じたのは国際教養つまり、社会人基礎力と心構えです。国際教養学科のカリキュラムでは「キャリア」を早い機会に考えることができ、「ゼミ」を通して教員が学生1人1人をしっかりとサポートをする環境が整っています。皆さんの入学をお待ちしています。

専門分野

エアライン、ホスピタリティ、マナー・プロトコール(国際儀礼)が専門領域です。

エアライン

エアラインの基礎知識(航空歴史・航空基礎知識・世界の空港・日本と海外のエアライン・各職業についてなど)、航空ビジネス(航空輸送の特徴、航空機の発展、世界各国のエアラインの発展、エアラインコスト、LCCなど)、グランドスタッフ業務(業務内容、求められる人物像、接客スキルなど)

ホスピタリティ

日常生活やサービス現場におけるホスピタリティ(おもてなしや歓待の精神)、第一印象とマナー、様々な業界のホスピタリティ、お身体が不自由な方への対応についてなど

マナー・プロトコール(国際儀礼)

序列と席次、外国人と接する時のマナー、異文化コミュニケーション、服装のマナー、テーブルマナー、お酒のマナー・冠婚葬祭のマナー、日本の通過儀礼、しきたりなど

学科で教えていること

主に2つの分野の授業を担当しています。エアライン関係の授業では基礎的な知識を学ぶ授業からキャビンアテンダントやグランドスタッフ業務、航空ビジネスなどの専門的な内容まで教えています。またホスピタリティの授業ではホスピタリティの基本的な考え方やマナーなどを様々な事例を紹介しながら教えています。

担当科目

エアライン概論、ホスピタリティ基礎、特別演習、エアライン・サービスフロント研究、航空ビジネス論、Academic Skills Ⅰ、Recreation Comprehension、Recreation Advanced、エアライン・トレーニング・スタディ、学外実地研修

ゼミのテーマ

基礎ゼミ、専門ゼミともメインテーマを設定していますが、社会人基礎力、自己表現(スピーチ&プレゼン)、キャリアプランニング等、幅広く、国際人として必要な教養を学んでいきます。実生活において意識を高く持ち学びを実践することを、教員やゼミ生との積極的なコミュニケーションを通して身に付けます。

ゼミの一番の特徴は「実践を通して学ぶ」ことです。ゼミ生が中心となり、ゼミの進行を行うことや基礎・専門ゼミ生合同イベントの企画や運営もします。ゼミ生の希望する進路はエアラインやサービス業など様々です。ゼミの学びをベースに、社会で羽ばたいていけるように精一杯お伝えしています。

基礎ゼミテーマ

ホスピタリティ・マナー

専門ゼミテーマ

プロトコール(国際儀礼)

過去の学生のゼミ論文

  • コミュニケーションと日本人
  • 世界に通用するおもてなし
  • 実体験から見る今後の日本のおもてなし

ゼミの写真

スピーチ&プレゼンテーション練習の様子。
特に基礎ゼミでは人前で話す機会が多くあります。仲間からのフィードバックをもらい、自己表現に磨きをかけます。
プロトコール(国際儀礼)での学びの一つであるテーブルマナーの実践練習の様子。
研修で行った東京・迎賓館の見学の様子。
首脳会談や晩餐会など様々な接遇行事が行われる迎賓館の様子を見学し、プロトコールの重要性を改めて認識できました。
1年に一度、学びの集大成として全ゼミ生が参加するイベントの様子。ゼミ生自ら企画、準備、運営を行っています。2020、2021年度はオンラインで実施をしました。

主な学術論文

  • 『日本の航空運送事業の構造と変遷』(2019年、『名古屋外国語大学論集』第4号)

最も影響を受けた書籍

『最新改訂版 日航スチュワーデス魅力の礼儀作法 大人の女へのパスポート』(奥谷禮子著、2004年、亜紀書房)

学生時代に地元の本屋さんで何気なく手に取った本が私の人生を大きく変えるものになりました。キャビンアテンダント(昔はスチュワーデスと言っていました)のきめ細やかな心遣いについて書かれた内容に大きく感銘を受け、エアライン業界を目指すことはもちろん、自分が目指す女性像が明確になるきっかけになった本です。