佐藤学科長が『現代ヨルダン・レポート』を出版

2021年10月20日 | 教員の研究・出版物

佐藤都喜子学科長は、国際協力機構(JICA)国際協力専門員として、ケニアに4年半、ヨルダンには12年間赴任しました。ヨルダンでは政府と協力し、JICAの「女性のエンパワメント・家族計画」のプロジェクト・リーダーとして活動しました。2013年より本学科に着任後も度々ヨルダンを訪れ、支援や研究活動をすすめております。

このたび、長年におけるこれらの活動レポートとして、単行本『現代ヨルダン・レポート: アラブの女性たちが語る慣習・貧困・難民』を出版しました。

以下は名古屋外国語大学出版会のWebサイトで公開されている内容紹介からの引用です。

知られざる小国ヨルダン。アラブ世界、中東政治の調整役として重要な位置を占める。そのヨルダンにおける女性たちの生き方、考え方を、迫力ある丁寧な現地聞き取り調査で綴った渾身のルポルタージュ。アラブの女性問題の一端が、生の声を通して語られる。家庭内での女性の位置、離婚、貧困からの脱出、「産む性」としての制限と格闘……。地位向上をめざす彼女たちとともに、JICAのプロジェクトが着々と成果を上げていく。またこの10年に及ぶシリアからの流入難民に対して、同じアラブ人として、女性として何を考え、どう行動したかも記録。襲いかかる新型コロナウィルスなど、アラブ世界の現実を読み解く最適のテキスト。

名古屋外国語大学出版会[2021]書籍情報より引用

こうした経験を活かして日々、教育に心血を注いでいます。