スーパーアドバンストPBLプログラム『PBL Literacy』
常に挑戦する「オンサイト」型の国際教養教育
ジャーナリストとのコラボレーションによる「リテラシー」能力の開発

発信力を高める文章講座

3.取り組みの狙い


現代国際学部国際教養学科 学科長 佐藤都喜子

本年度で第3回目を迎える「発信力を高める文章講座」は単位修得につながらない講座です。それでも履修しようと、本年度は3-4年次の学生が18名参加しました。全15回の授業のうち、13回はメールによる個人指導と全員指導で、残り2回は実際に教室内で、先生とのやり取りを通した振り返り授業でした。これからわかりますように、個人のモーティベーションが大きく影響する構成内容です。結果として、最終稿までたどりつき、かつ冊子掲載に同意した学生は計13名でした。本冊子には、この13名の原稿が掲載されています。

 

昨年度は、講師である川上先生からの全員に向けたメッセージを私も読むことができましたが、今年度は学生の初稿と最終稿、および川上先生からの最初と最後の全員へのメッセージのみ読む機会があり、その間のやりとりは全く知らされませんでした。それでも、「たいへんだー」とか「うまく書けた、と思ったら散々なコメントが返ってきた」と受講生同士で話しているのを耳にして、相当厳しいコメントが返ってきているのだなと察することはできました。しかしながら、サポートすることはできず、学生の根性に祈る毎日でした。

 

「大丈夫かな」とやきもきしていましたところ、講座も終わり頃にたまたま川上先生にお会いする機会がありました。そこで、「文章講座の学生さん、大変そうですね」と何気なく話を向けましたところ、「コツをつかんだようで、文章が変わりました。『学部のレベルでこのような文章を書けるとは』と思う学生も出てきています」とのお言葉をいただきました。それを聞いて、親が自分の子どもを誉められた時の様に嬉しかったことを覚えています。

 

おかげさまで、本年度の文章講座の成果を世に出すことができましたことを大変誇りに思います。ここに掲載された原稿は、国際教養学科ホームページにも掲載されます。自分自身の体験を他の皆さんと共有できるメッセージに再生できる表現力を身につけた人に成長してほしい。これは学科の願いであり、目標の一つです。本講座はまさにその願いの実現をめざした講座です。「発信力を高める文章講座」は、来年度からこれまでの蓄積をもとに、国際教養学科の正式な授業としてスタートいたします。学生の皆さんの挑戦を待っています。

発信力を高める文章講座
1.体験の「場面」を再現するということ(川上泰徳)
2.学生の作品
 2-1.バリ島の孤児院でユニタとの出会い
 2-2.タイの子供達との「アルプス一万尺」
 2-3.雪山で出会った人々の温かさに気づかされたこと
 2-4.サービスという仕事
 2-5.15分が教えてくれた、”当たり前” の難しさ
 2-6.ふでばこが教えてくれたこと
 2-7.兄妹の心の壁を壊した結婚式
 2-8.ニューヨークでの苦い思い出
 2-9.学童キャンプで子どもたちから学んだこと
 2-10.よさこいで破った殻
 2-11.主役を演じて芽生えた沖縄県民としての自覚
 2-12.挑戦し続けることで人間の可能性は変えられる
 2-13.私と人を繋ぐ就職活動
3.取り組みの狙い(佐藤都喜子学科長)
 
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